新しい広告手法!ロボットサイネージとは? 費用対効果と導入メリットを解説
Web広告のみならず、商業施設や駅などのパブリックスペースにおける広告も日々進化しています。 特に近年注目を集めているのが、「ロボットサイネージ」と呼ばれる移動型デジタル広告です。 今回の記事ではその費用や導入のメリットについて解説します。

はじめに:進化する広告媒体、ロボットが届ける新しい集客の形
商業施設や駅などのパブリックスペースにおける広告は日々進化しています。
特に近年注目を集めているのが、「ロボットサイネージ」と呼ばれる移動型デジタル広告です。
掃除ロボットなどの自動走行型ロボットにディスプレイを搭載し、映像広告を流すこの仕組みは、従来の静止型サイネージとは一線を画す新しいマーケティング手法として注目されています。
ロボットサイネージとは?
ロボットサイネージとは、主に商業施設を巡回する複合型サービスロボットに搭載されたスクリーン上に、動画広告を配信するシステムです。
ショッピングモールや公共施設で警備・清掃をしながら、ロボット前面のデジタルサイネージと音声で来店するお客様に向けて販促活動や各種宣伝を掲載します。
なかでも、今回紹介するのはオムロンソーシアルソリューションズ株式会社が開発した複合型ロボット「Toritoss」です。
主な特徴
- 動きがあるため視聴率が高い:動くものに人の目は自然に惹きつけられます。
- 目線の高さに広告が表示される:自然に視界に入りやすく、高い広告効果が見込めます。
- ターゲットエリアを限定できる:施設内でのルートやどの施設に広告を掲載するかを設定できるため、広告を届けたい層に集中して届けられる。
【導入事例あり】どんな施設で使われている?
現在、ロボットサイネージは以下のような場所で実際に導入されています。
- 商業施設
- 駅や空港
- 医療機関
下記のToritoss採用実績をみたところ、上記以外にもかなり幅広い場所で使われているようです。

実際の設置店舗情報
実際にToritossが稼働している店舗を、顧客層別に紹介します。
地域 / 顧客層 | 富裕層・ビジネス・インバウンド | 主婦・ファミリー・シニア | 若者・学生・カップル |
東北・北陸 | イオンモール白山 マックスバリュ浜田店 | 秋田拠点センターALVE | |
関東 | 新宿マルイ 有楽町マルイ | イオンモール幕張新都心 | イオンモール幕張新都心 |
関西 | なんばマルイ | イオンモール京都桂川 イズミヤSC千里丘 | なんばマルイ イオンモール京都桂川 |
九州 | JR博多シティ | JR博多シティ |
もちろんアプローチしたい顧客層の施設のみの広告掲載を選択することも可能となっています。
広告媒体としてのメリット・デメリット
メリット
- 視聴率が非常に高い
- インパクトがあり記憶に残りやすい
- SNSなどで拡散される可能性が高い
デメリット
- 導入施設がまだ限定的
- 設置台数が少なく、出稿枠が限られている(競争率が高い)
メリットの一つ目である視聴率の高さに関してはイオンモール桂川店での実証実験のデータがありましたのでご紹介します。
ロボットサイネージの平均視聴率 58.5%
最高視聴率が71.8%、最低視聴率が41.9%となっており、据え付け型サイネージの平均視聴率の8.2%と比べかなり高いことがわかります。
また調査期間のサイネージ脇通過人数は9,504人となっており、サンプルの多さからも信頼性は高いと思われます。
ロボットサイネージの費用感と出稿の流れ
概算費用(参考)
- 1台当たり:月~(表示回数、稼働時間により変動)
- 動画制作費:別途万円~
出稿の流れ
- 問い合わせ・ヒアリング
- 対象施設・台数・機関の決定
- クリエイティブ(広告となる動画等)の準備
- 放送開始
また、放送頻度は10分に1回をループで放映となっており、1枠15秒で、稼働する施設のテナント以外の方も広告出稿が可能です。
ただし、ギャンブルにかかわる業種や消費者金融、マッチングアプリ等は掲載不可となっており注意が必要です。
使用可能なクリエイティブに関する情報を以下にまとめました。
ファイル形式 | Webm形式(動画・音声可) |
データサイズ | 横1080×縦1920px(縦型) |
長さ(1枠) | 15秒 |
データ容量 | 150MB未満 |
入稿締め切り | 放送開始日の1週間前 |
まとめ:ロボットサイネージは”新しすぎて”差がつく広告
ロボットサイネージは、まだ導入数が限られている分、差別化しやすい広告媒体でもあります。特に若年層や家族連れをターゲットにした商品やサービスには、非常に高い親和性を持ちます。
ロボットサイネージに広告を出してみたい方は、まずは無料で資料請求・相談が可能です。